トラブルシューティング時の VirusScan Enterprise の無効化
システムで発生した問題が、VirusScan Enterprise で実行中のプロセスに関連している可能性がある場合は、そのシステム問題が解消されるまで、VirusScan Enterprise の機能を意図的に無効にできます。または少なくとも、その問題の原因として VirusScan Enterprise を排除できます。
警告:
トラブルシューティング後に、マルウェアに対する保護機能を完全な状態に戻すために VirusScan Enterprise を再設定または復元する必要があります。
VirusScan Enterprise の機能を意図的に無効化するには、次の 8 つのステップからなるプロセスを実行します。
- バッファ オーバーフロー保護の無効化
- アクセス保護の無効化
- ScriptScan の無効化
- オンアクセス スキャンの無効化
- オンアクセス スキャンの無効化後に再起動
- MFEVTP の読み込み防止後に再起動
- mfehidk.sys ファイルの名前変更後に再起動
- 製品の削除後に再起動
以下のセクションでは、これらの 8 つのステップのそれぞれを説明しています。VirusScan コンソール のオプションの定義については、インターフェースの[ヘルプ]をクリックしてください。
バッファ オーバーフロー保護の無効化
バッファ オーバーフロー保護を無効にするには、次の手順を実行してください。
- VirusScan コンソール の[タスク]リストで、[バッファ オーバーフロー保護]を右クリックして、[プロパティ]をクリックします。
- [プロパティ]ダイアログ ボックスで、[バッファ オーバーフロー保護の有効にする]を選択解除して、[OK]をクリックします。
- システムで発生している問題はバッファ オーバーフロー保護を無効にすることで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらくこの機能と関係ありませんでした。
アクセス保護の無効化
アクセス保護を無効にするには、次の手順を実行してください。
- VirusScan コンソール の[タスク]リストで、[アクセス保護]をダブルクリックして、[アクセス保護のプロパティ]ダイアログ ボックスを開きます。
- [アクセス保護]タブをクリックして、[アクセス保護の有効化]を選択解除して、[OK]をクリックします。
- システムで発生している問題はアクセス保護を無効にすることで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらく VirusScan Enterprise と関係ありませんでした。
ScriptScan の無効化
ScriptScan を無効にするには、次の手順を実行してください。
- VirusScan コンソール の[タスク]リストで、[オンアクセス スキャナ]を右クリックして、[オンアクセス スキャンのプロパティ]ダイアログ ボックスを開きます。
- [ScriptScan]タブをクリックして、[スクリプトのスキャンを有効にする]を選択解除して、[OK]をクリックします。
- システムで発生している問題は ScriptScan を無効にすることで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらく VirusScan Enterprise と関係ありませんでした。
オンアクセス スキャンの無効化
オンアクセス スキャンを無効にするには、次の手順を実行してください。
- アクセス保護を無効にします。VirusScan コンソール の[タスク]リストで、[アクセス保護]を右クリックして、[無効]を選択します。
- 次の手順に従って、[サービス]アプレットで McShield のスタートアップの種類を[無効]に変更します。
- [スタート]、[コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順にクリックして、[サービス]アプレットを開きます。
- [サービス (ローカル)]で、スクロール ダウンして[McAfee McShield]を表示して、この項目を右クリックして[McAfee McShield のプロパティ]ダイアログ ボックスを開きます。
- [全般]タブをクリックして、[スタートアップの種類]リストで[無効]をクリックして、[OK]をクリックします。
- VirusScan コンソール の[タスク]リストで、[オンアクセス スキャナ]を右クリックして、表示されるリストから[無効]をクリックします。[オンアクセス スキャナ]アイコンが変化して、斜線付きの丸印が追加されて、その機能が無効になったことが示されます。
- システムで発生している問題はオンアクセス スキャンを無効にすることで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、
McAfee テクニカル サポートに連絡してください。- いいえ - システムで発生している問題はおそらくこの機能と関係ありませんでした。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、
オンアクセス スキャンの無効化後に再起動
オンアクセス スキャンを無効にしてからシステムを再起動するには、次の手順を実行してください。
注意: 次の手順では、前のセクションでオンアクセス スキャンを無効にした後に再び有効にしていないことを前提としています。
- システムを完全にシャットダウンしてから再起動します。
- システムで発生している問題は、オンアクセス スキャンの無効化後にシステムを再起動することで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらくこの機能と関係ありませんでした。
MFEVTP の読み込み防止後に再起動
McAfee の McAfee Validation Trust Protection Service (MFEVTP)の読み込みを防止してから、システムを再起動するには、次の手順を実行してください。
警告:
このセクションにはレジストリの表示または変更に関する情報が記載されています。
- 次の情報はシステム管理者を対象にしています。レジストリの変更は元に戻すことができず、間違った値に変更するとシステムが正常に動作しなくなる可能性があります。
- 作業を開始する前に、McAfee では、レジストリをバックアップして、復元プロセスを理解しておくことを強くお勧めします。詳細については、http://support.microsoft.com/kb/256986 を参照してください。
- 正規のレジストリ インポート ファイルであることが確認されていない .REG ファイルを実行しないでください。
- コマンド ラインから、「regedit」と入力してレジストリ エディタを開きます。
- 次のレジストリ項目に移動します。[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\ControlSet001\Services\mfevtp]
- 右側のペインで、[Start]を右クリックして[修正]をクリックし、[DWORD 値の編集]ダイアログ ボックスを開きます。
- [値のデータ]に「4」と入力して、[OK]をクリックします。
- システムで発生している問題は、MFEVTP の読み込み防止後にシステムを再起動することで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらくこの機能と関係ありませんでした。
mfehidk.sys ファイルの名前変更後に再起動
mfehidk.sys ファイルの名前を変更してからシステムを再起動するには、次の手順を実行してください。
- お使いのオペレーティング システムに応じて、次のいずれかのフォルダにある mfehidk.sys ファイルにアクセスします。
- 32 ビット版オペレーティング システムの場合 - %windir%\System32\drivers
- 64 ビット版オペレーティング システムの場合 - %windir%\System64\drivers
- ファイル名を mfehidk.sys から、たとえば mfehidk.sys.saved に変更します。
- システムを再起動することで、VirusScan Enterprise を停止して、mfehidk.sys ファイルを読み込むことなく VirusScan Enterprise を再始動します。
- システムで発生している問題は、mfehidk.sys ファイルの名前変更後にシステムを再起動することで解決されましたか。
- はい - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。
- いいえ - システムで発生している問題はおそらく VirusScan Enterprise と関係ありませんでした。
製品の削除後に再起動
VirusScan Enterprise を完全に削除してから、システムを再起動するには、次の手順を実行してください。
- VirusScan Enterprise のプログラム ファイルを削除します。詳細については、『McAfee VirusScan Enterprise 8.8 インストール ガイド』を参照してください。
- システムを再起動することで、オペレーティング システムを停止して、VirusScan Enterprise がインストールされていない状態でオペレーティング システムを再起動します。
- システムで発生している問題は、VirusScan Enterprise のプログラム ファイルを完全に削除した後にシステムを再起動することで解決されましたか。
- はい - システムで発生している問題はおそらく VirusScan Enterprise と関係がありました。
- いいえ - McAfee テクニカル サポート ServicePortal(http://mysupport.mcafee.com)にアクセスして解決策を検索するか、McAfee テクニカル サポートに連絡してください。